株式会社まつの(東京都大田区、代表取締役:松野貞文)は、2020年4月15日に立ち上げた生産者支援の取り組み「農家お助け!宅配」の再復活いたします。
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飲食店向けの行き場を失った野菜を救済する
「農家お助け!宅配」ボックス
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緊急事態宣言による飲食店の時短要請で、飲食店向けの食材が再び行き場を失います。
まつのでは2020年4月15日に「農家お助け!」を立ち上げ、後継企画の「野菜ボックス」等を含めのべ1万人を超える方々に宅配便とドライブスルーでお届けしてきました。
※11,745件(2020年実績)
2月7日まで続く緊急事態宣言。野菜の成長は待ってくれず、無駄にするわけにはいきません。
そこでこの度「農家お助け!宅配」を再度復活することといたしました。1月14日(木)の発送より開始いたします。
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産地から届く切実な声
「畑での廃棄の影響は次作にも及ぶ」
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野菜を畑で廃棄する。メディアでも何度か報じられていることですが、それによって畑がその後何カ月も深いダメージを受けることは知られていません。
「農家お助け!宅配」に参加した静岡県のレタス生産者からの声です。
『本当であれば畑で廃棄をと考えていました。
一生懸命作ったものを畑で廃棄する悲しみから沢山の人に食べてもらうことに繋げていただけたことが何よりも我々の励みに変わりました。
実際に畑で廃棄すると作物は土にすき込んで肥料にすることになりますが、
①お米の裏作で栽培しているので、土壌が肥料過多になってバランスを崩してしまい、地主さんが次につくるお米の品質が悪くなり、迷惑をかけてしまう。
②自分の畑でも、次の作物の揃いが悪くばらつきがでてしまう。
そういった意味でも畑で採れるものはきちんと収穫をしたい。だからこそ、良いものを作ると執念を燃やしてきました。
2020年はそのなかでも、秋冬の相場の安値により畑で余らせてしまうことも余儀ない中、「農家お助け!」で手をさしのべていただいたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
畑の循環につながることを理解していただいたこと、生産者の存在をいつも考えていただいている事、誠にありがたく感謝の言葉にかえさせていただきます』
よい土をつくること。地主さんとの人間関係を築き、よい畑を確保すること。その土台があり、野菜は安定供給されています。
いま目の前の野菜を救うことは、農業の未来を救う。
「農家お助け!」の「助ける」には、この想いが込められています。
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いつものお買い物が
「社会課題の解決」につながる
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2020年の「農家お助け!」宅配では多くの温かい支援の声が寄せられました。コロナ禍の非接触でボランティア活動等も制限される中、何か役に立ちたいという支援の輪がネット通販を通じて広がっています。
「がんばって下さい!こういう機会をありがとうございます」(兵庫県)
「応援させていただきます。頑張りましょう」(福岡県)
「農家さんの支援ともなり、新鮮なお野菜いただける機会に感謝です」(千葉県)
「少しでもお力になれば幸いです」(愛知県)
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withコロナの生活から見えてきた
お買い物行動の変化
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2020年のBtoCの取り組みを通じ、お客様のお買い物行動に以下の変化を感じております。
■自分で選ぶ「単品買い」から、サプライズを楽しむ「お任せセット」へ
「農家お助け!」は内容はお任せの詰め合わせですがリピーターの方々が確実に増えています。コロナ禍で娯楽が制限される中、何が届くかわからないサプライズが、お買い物の新たな楽しみになりつつあると感じます。
《お客様の声》
「野菜はスーパーでも買える。しかも今は野菜が安い。でも、このワクワク感は味わえない」(香川県)
「初めて手にするような野菜があってとてもワクワクします」(神奈川県)
「どんな野菜が届くのか楽しみにしています」(東京都)
「地元では見かけない産地の野菜がたくさんありちょっとした旅行気分」(香川県)
■「野菜」がギフトになる。コロナ禍での新しい贈り物スタイル
全体の1割強が贈答でのご利用。コロナ禍で健康を気遣う方が増え、リアルに会えない方を思いやるギフトとして「野菜」が見直されているように思います。
《お客様の声》
「妹の誕生日プレゼントで野菜ボックスを利用しました。新鮮な野菜、大変喜んでいました」(兵庫県)
「今年の母の日は農家支援の野菜!立派な化粧箱じゃないからリアクションが心配ではあったんですが・・・・。実母も義母も女房も大喜び!早速、美味しかったと。顔見りゃわかる。3箱買った甲斐がありました」(埼玉県)
■8割がスマホからご購入。ネットショッピングがより身近に
全体の79%がスマートフォンから21%がパソコンからのご購入。(2020年実績)
普段使いの野菜をネットで買う。ギフトをネットから贈る。ネットショッピングがより身近になっていることを感じます。
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プロ向けの野菜だからこそ。
消費者の方々に刺さる3つのポイント
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対面接客等で印象をカバーできない非接触のBtoCでは、お客様の手元に届いた商品がすべて。「農家お助け!」で支援くださった方からは、品質に高評価をいただいております。飲食店向け、プロ向けの野菜だからこその3つのポイントがその背景にあります。
■鮮度が違う。創業38年で培った産地網
野菜の美味しさは鮮度が最重要。弊社では多くの産地と直接取引し、収穫後、直接入荷するネットワークを38年かけて築いてきました。新鮮だから美味しさが違います。
■目利きが違う。産地とともに高めてきた「品質」
単に品定めするだけでなく、入荷品の品質不良や飲食店からのクレームは産地・仕入元にフィードバックし、品質向上に向けた産地の取り組みに伴走してきた歴史があります。だからこその品質。食べた方の「美味しい」の言葉がそのすべてを表しています。
■日持ちが違う。適温冷蔵管理で鮮度を保つ
東京都大田区に約1700坪の冷蔵センターを構え、産地から冷蔵便で届いた野菜を常温にさらすことなく、品目ごとに適温管理。鮮度を保ったままお届けするので新鮮さが長持ち。日持ちが違います。
この度の「農家お助け!宅配」でも一人でも多くの方に行き場を失った野菜を届けられるように努めてまいります。
【農家お助け!宅配 販売サイト】
まつのベジタブルガーデン
URL:https://www.matsunovege.com/
【運営会社:株式会社まつの】
本社所在地 :東京都大田区平和島6-1-1東京流通センターB棟1階
代表者:代表取締役 松野貞文
事業内容:外食業向け青果物および生鮮品(精肉、鮮魚)・冷凍品・加工品の供給
ウエブサイト:https://www.matuno.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社まつの 広報担当
TEL 03-5753-3728
E-mail info@ma2no.jp