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3Dプリンターを用いた教材制作で日本航空技術協会「会長賞」受賞、中日本航空専門学校 航空整備科 重信志郎助教

中日本航空専門学校のプレスリリース2020年 05月 14日

中日本航空専門学校(以下「本校」)航空整備科の重信志郎助教は、航空機のプロペラ・ハブ※1およびコーディネーター※2の作動を目視できる教材(以下「本教材」)を、3Dプリンターを駆使して制作し、令和元年度日本航空技術協会(以下「同協会」)学校部門「会長賞」を受賞しました。本教材のスロットル・コントロール・レバー※3を操作することで、作動が可視化できるため、学生の理解度を著しく向上させる効果があり、テストコース1期生の実地試験全員合格に寄与しました。この受賞については4月末に同協会から本校に通知されました。本校の同協会学校部門「会長賞」受賞は平成29年度に続き2度目となります。

日本航空技術協会「会長賞」は、航空業界で活躍する企業・団体、学校等が行う研究開発・グループあるいは個人の業務改善・航空技術者の効果的、効率的な指導等において、多大な成果、貢献があったと認められる企業部門と学校部門の活動を選定し、毎年(1回)、会長賞や奨励賞等を授与するものです。

本校航空整備科の二等航空整備士コースには、ビーチクラフト式A36ボナンザという教材機があります。複雑な動きをするプロペラ・ハブについて、これまでは学生の理解が十分ではありませんでした。紙面上のカットイラストでは、各作動条件における内部部品の動き等をイメージすることが難しく、学生も動きについての理解に時間がかかり、教育担当教官も教え方に苦慮していました。

そこで重信助教は、学生の理解度を高めるため、3Dプリンターを用いて本教材を制作することを着想しました。パーツ・カタログやカットイラストから内部部品の形を模写し、大きさを比較統一して3Dモデル・データを作成しました。細かい部品については省略し、部品ごとを嵌め合わせられるように凹凸を作り、カットイラストのような平面ではなく切り口に角度を付けることで、各部品が外れにくいよう工夫しました。

隣接する部品は色を分けて識別性を高めました。また、カットモデル単体だけではなく、内部部品の動きがどのように連動しているかを理解できるよう、スロットル・コントロール・レバー、コーディネーターも作成し、スロットル・コントロール・レバーの位置によって、コーディネーターの角度や内部部品の動きを再現できるように工夫しました。

当該教材は、授業中だけでなく、休み時間や放課後に学生の復習や勉強会で活用されており、学生の理解度の向上が図られただけでなく、アクティブラーニングの教材としても有効活用されています。

<用語説明>
※1 プロペラ・ハブ:回転するプロペラの羽根を保持する構造及びその内部機構
※2 コーディネーター:エンジンの出力制御とプロペラの回転速度制御を自動で“Coordinate(統合)”する機構
※3 スロットル・コントロール・レバー:コックピットにあるエンジンの出力制御を行うレバー

●受賞者プロフィール
氏名: 重信 志郎 (しげのぶ しろう)
生年月日: 1989年11月17日 (年齢30歳)
役職:中日本航空専門学校 航空整備科 二等航空整備士コース 助教
職務経歴: 平成23年4月 中日本航空専門学校 航空整備科 助手 採用
平成28年4月 中日本航空専門学校 航空整備科 助教
平成31年4月 中日本航空専門学校 国際交流センター 兼任、現在に至る
社内・学校表彰等:平成30年度中日本航空専門学校教職員表彰 優秀賞

ジャンル
調査・研究結果
業界
教育・資格・人材
掲載日
2020年 05月 14日
タグ
3Dプリンター 教材 航空機 CNA 日本航空技術協会

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