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塩城爆発事故の波紋が広がる、江蘇省は化学企業を1000社まで削減する予定

ChemLinked Japanのプレスリリース2019年 04月 16日

2019年4月1日、江蘇省の塩城市で起きた爆発事故を受けて、江蘇省当局は「江蘇省化学業界調整改善方案(意見募集案)」(以下、方案と略称)という緊急通知を公布しました。

2019年3月21日に、中国江蘇省塩城市(えんじょう-し)響水県(きょうすい-けん)陳家港化学工業園で起きた爆発事故は78人の命を落とした大惨事でした。これを受け、塩城市当局はすでに陳家港化学工業園を永久に閉鎖することを決定しました。

 それだけではなく、今月1日、江蘇省当局は「江蘇省化学業界調整改善方案(意見募集案)」(以下、方案と略称)という緊急通知を公布しました。方案には、今後5年間の江蘇省の化学企業と化学工業園の改造・淘汰についての明確な指示を記載されています。その詳細は以下となります。

1.2020年末に、江蘇省内の化学企業は2000社までに削減することとなり。更に、2022年、現在の約4分の1となる1000以下に削減する予定である。
2.原則的に長江主流・支流の沿岸1キロ圏内で、化学工業園外にある34社は2020年末に移転しなければならい。
3.所在の工業園と産業上が無関連で、安全生産に大きなリスクがある企業は2020年末までに淘汰される。
4.人口密集区との安全衛生保護距離が不合格の89社の危険化学品生産企業は2019年末までに30社を淘汰する。現所在地での改造を承認された企業に対しては、再度評価して処置意見を出し、原則的に2020年末までに全部淘汰する。
5.工業園以外の2339社に対する監督はさらに厳しくする。また、2020末までに、安全リスクが高い、安全と環境管理水準が低い、及び技術水準が低い企業に対しての淘汰も強化する。
6.1600社の規模以下企業(年間収益が一定の基準以下の企業)に対しては、安全と環境上のリスクを評価して、基準に満たさない企業に対しては2020年末に全部閉鎖して淘汰する。
7.工業園面積、産業水準、当地面積、計画許可、安全監督と環境管理などの方面から、省内の50個の工業園に対して総合的に評価し、評価の結果により、約20個までに削減する。
8.化学工業園の位置付けを取消された地域は、新規化学プロジェクトの建設を禁じられる。
 
 今回の方案は意見募集案とは言え、かなり強引的な部分があることという印象が受けます。それは当局の相次ぐ事故に対する焦りも反映されているでしょう。更に、化学企業への寒風は江蘇省における化学企業だけではなくて全国に広がる恐れもあります。現業務の継続、新規プロジェクトの開始と新設備への投資を十分注意してくだい。

以上、ChemLinked Japanよりお伝えいたしました。

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ジャンル
調査・研究結果
業界
素材・化学・エネルギー・運輸
掲載日
2019年 04月 16日
タグ
中国江蘇省 爆発事故 化学企業 安全監督 環境管理

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