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恋の始まりが、「特別」でなくても、それが本物かどうかなんて疑う必要はないと、僕は強く思う。
僕が瑞希と出会ったのは、「友人の紹介」だった。僕なんか紹介されて迷惑と思っていないだろうか。
そんな重苦しい沈黙を破ってくれたのは瑞希だった。
「影を操るケモノの話、知ってます?」
影を操るケモノと、「恋する」僕のお話。
2016年に発表された「ルチェルナのこと」を大幅に書き直した改訂版。
巻末に「あとがき」のようなもの。掲載。
著者紹介
奥田徹
静岡県沼津市出身。
2011年よりネット上に短編小説の掲載を開始。
インテル、ビットウェイ、ブクログの3社が共同で開催した
DIGクリエイティブアワード2012にて応募総数1,849作品の中より、
小説「ドーナツと彼女の欠片」がグランプリを受賞。
書籍内目安。約71000文字。